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側弯症の病態と治療について|側弯症ってどんな治療があるの?側弯症って治るの?

2026.09.24

東大阪市石切の山田整形外科・リウマチクリニックは、整形外科専門医が、診断から治療、リハビリテーションまで一貫してサポートしています。

• お子さまの肩の高さが左右で違う
• 背中が曲がっているように見える
• 立っている時に身体が傾いている

こうした変化に気付いた保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、側弯症の病態と治療についてくわしくご説明します。

側弯症とは

側弯症とは、背骨を正面から見た場合に左右に曲がっている状態をいいます。

背骨(脊柱)は体を支える柱としての役割を持ち、全部で26個の骨で構成されています。

• 頸椎7個(首の骨)
• 胸椎12個(胸の骨)
• 腰椎5個(腰の骨)
• 仙椎1個
• 尾椎1個

側弯症かどうかは、上下で最も傾いている背骨同士がなす角度(コブ角)で判断します。このコブ角が10度以上あるものが側弯症と診断されます。軽度の場合もありますが、年齢とともに進行する場合もあるため、早期発見が重要です。

側弯症の種類

側弯症は大きく分けて、機能性側弯症と構築性側弯症の2つに分類されます。

機能性側弯症

疼痛、姿勢の悪さ、脚の長さの左右差などが原因で起こる一時的な側弯状態です。弯曲は軽度で背骨のねじれを伴わず、原因を取り除くことで側弯は消失します。

構築性側弯症

背骨のねじれを伴った脊柱の側方への弯曲で、もとの正常な状態に戻らなくなった状態です。構築性側弯症には、次のような種類があります。

特発性側弯症

側弯症の約80%を占めますが、原因は不明です。家族内発生が多いことから遺伝の関与が考えられています。発症年齢により乳幼児期側弯症(3歳以前)、学童期側弯症(4〜9歳)、思春期側弯症(10歳以降)に分けられます。最も多い思春期側弯症は女子に圧倒的に多く見られます。

先天性側弯症

背骨に生まれつきの形の異常があるため、成長期に左右の成長に差が出ることで側弯症に進展します。

神経原性側弯症・筋原性側弯症

神経や筋肉の障害により、脊柱を支える力が失われて曲がってきたものです。

側弯症の症状

側弯症が身体に及ぼす影響は、程度や年齢によって異なります。

外見上の変化

片方の背部や腰部の突出、肩の高さの左右差、ウエストラインの左右非対称、肋骨の突出などが見られます。

痛み

変形のある背部や腰部に痛みやこりが出現することがあります。ただし、手術が必要な程度(コブ角40〜50度以上)になっても、痛みが出るのは稀です。

呼吸器症状

進行すると胸郭が変形し、肺活量の減少や息切れを感じるようになることがあります。

側弯症の診断

側弯症を正確に診断するためには、医師によるレントゲン検査が必要です。しかし、ご家庭でも簡単にできる簡易検査があります。

立位検査

気をつけの姿勢をとり、後ろから観察します。肩の高さに左右差があるか、肩甲骨の高さと突出の程度に左右差があるか、ウエストラインが左右非対称かを確認します。

前屈検査

両手のひらを合わせ、肩の力を抜いて両腕を自然に垂らし、膝を伸ばしたままでゆっくりおじぎをします。背中や腰に左右の盛り上がりの差があるかを確認します。
これらの検査で側弯症が疑われた場合は、整形外科を受診してください。

側弯症の治療

医学的に有効な治療法は、装具治療と手術治療の2つです。

経過観察

成長期にコブ角が25度未満の場合は、定期的なレントゲン検査と整形外科医による診察を受けながら経過を観察します。進行した場合は装具治療に移行します。

装具治療

コブ角が20〜45度程度の中等度の側弯症の場合、進行防止のために装具治療をおこないます。装着時間が長いほど効果があるといわれています。成長が止まり、骨が成熟して側弯の進行がなければ、徐々に装具装着時間を減らし、治療を終了します。

手術治療

高度の側弯症を矯正し進行を防止できる唯一の方法です。現在では手術の安全性も向上しています。手術が必要な場合は、専門の医療機関をご紹介します。

側弯症はお子さまから大人まで発症する病気です

痛みなどの症状がないことが多く、外見上の変化で気付くことがほとんどです。症状は重症化してから出ることが多いため、少しでも早い段階で発見することが重要です。ご家庭での簡易検査で気になる点があれば、お早めに整形外科を受診してください。東大阪市石切の山田整形外科・リウマチクリニックでは、側弯症の診断と経過観察をおこなっています。お子さまの姿勢や背骨の状態が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

山田整形外科・リウマチクリニック 院長 山田 修司

執筆者

山田整形外科・リウマチクリニック院長山田 修司

資格

  • 日本整形外科学会 整形外科専門医
  • 日本リウマチ学会 リウマチ専門医

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本リウマチ学会

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