「首を動かすと痛い」「肩まで重だるい」「スマホを見ると首がつらい」――
頚部(首)の痛みは、現代社会で非常に多くみられる症状です。
長時間のデスクワークやスマートフォン使用により、首への負担が増えている方も少なくありません。今回は、整形外科クリニックの視点から、頚部痛の原因や治療法についてわかりやすく解説します。
頚部痛の主な原因
1. ストレートネック・姿勢不良
スマートフォンやパソコン作業によって、首が前に出た姿勢が続くことで負担が増加します。
特徴:
• 首や肩の痛み
• 頭痛
• 肩こり
• 首のだるさ
「スマホ首」と呼ばれることもあります。
2. 頚椎症
加齢によって首の骨や椎間板が変性する病気です。
主な症状:
• 首の痛み
• 肩こり
• 腕のしびれ
• 首を動かすと痛い
中高年に多くみられます。
3. 頚椎椎間板ヘルニア
首の椎間板が飛び出し、神経を圧迫する病気です。
症状:
• 首〜腕の痛み
• 手のしびれ
• 力が入りにくい
• 細かい作業がしづらい
比較的若い世代にもみられます。
4. 筋筋膜性頚部痛
首や肩周囲の筋肉疲労によって起こる痛みです。
原因:
• 長時間同じ姿勢
• 運動不足
• ストレス
• 睡眠不足
慢性的な肩こりを伴うことも多いです。
首の痛みを放置するとどうなる?
頚部痛を放置すると、
• 慢性痛
• 可動域制限
• 頭痛
• 手のしびれ
• 集中力低下
などにつながることがあります。
特に、
• 手足のしびれ
• 力が入りにくい
• 強い頭痛
• めまい
がある場合は早めの受診をおすすめします。
整形外科で行う検査
当院では症状に応じて、
• レントゲン検査
• 超音波(エコー)検査
• MRI検査(必要時、連携医療機関をご紹介)
などを行い、骨・神経・筋肉の状態を詳しく確認します。
頚部痛の治療方法
保存療法
多くの場合、まずは保存療法を行います。
• 内服薬
• 湿布
• リハビリ
• ストレッチ
• 姿勢指導
首への負担軽減を目指します。
注射治療
炎症や神経痛が強い場合には、局所注射を行うことがあります。
手術治療
神経圧迫が強い場合や保存療法で改善しない場合には、手術を検討することがあります。(必要時、連携医療機関をご紹介)
首の痛みを予防するには?
日常生活では以下を意識しましょう。
• 長時間のスマホ・PC作業を避ける
• 正しい姿勢を意識する
• 適度に休憩する
• 首や肩を軽く動かす
• 枕の高さを見直す
首への負担を減らすことが大切です。
まとめ
首の痛みは、姿勢不良だけでなく神経障害や加齢変化など、さまざまな原因で起こります。
「肩こりだから大丈夫」と放置せず、痛みやしびれが続く場合は当院へご相談ください。
早期診断・早期治療が、症状改善への近道です。

