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関節リウマチの治療について|整形外科クリニックが詳しく解説

2026.05.26
関節リウマチの治療について|整形外科クリニックが詳しく解説

「関節リウマチは治るの?」「どんな治療をするの?」「薬はずっと続ける必要がある?」

関節リウマチと診断されると、多くの方がこのような不安を抱えます。
以前は「関節が変形してしまう病気」というイメージが強かった関節リウマチですが、近年は治療法が大きく進歩し、早期から適切な治療を行うことで症状をコントロールできる時代になっています。
今回は、整形外科クリニックの視点から、関節リウマチの治療について詳しくわかりやすく解説します。

関節リウマチとは?

関節リウマチは、免疫の異常によって関節に炎症が起こる自己免疫疾患です。

主な症状

• 朝のこわばり
• 手指の痛み
• 関節の腫れ
• 疲労感
• 関節変形

進行すると関節破壊が起こり、日常生活に大きな影響を与えることがあります。

関節リウマチ治療の目的

現在のリウマチ治療では、

「寛解(かんかい)」を目指す

ことが大きな目標です。

寛解とは、

• 炎症がほぼ抑えられている
• 痛みや腫れが少ない
• 関節破壊が進行していない

状態を指します。
早期から治療を開始することで、関節変形を防げる可能性が高くなります。

関節リウマチの主な治療方法

1. 抗リウマチ薬(DMARDs)

リウマチ治療の中心となる薬です。
免疫の異常な働きを抑え、関節破壊の進行を防ぎます。

代表的な薬

• メトトレキサート(MTX)
• サラゾスルファピリジン
• イグラチモド
• ブシラミン

特にメトトレキサートは標準治療薬として広く使用されています。

2. 生物学的製剤

炎症に関わる物質をピンポイントで抑える薬です。

特徴

• 高い治療効果
• 関節破壊抑制
• 症状改善が期待できる

点滴や自己注射で使用します。

代表的なもの

• TNF阻害薬
• IL-6阻害薬
• T細胞共刺激阻害薬

などがあります。

3. JAK阻害薬

比較的新しい内服薬です。
炎症シグナルを抑えることでリウマチの活動性を低下させます。

特徴

• 飲み薬
• 高い効果
• 生物学的製剤に近い作用

患者さんの状態に応じて使用します。

4. 消炎鎮痛薬(NSAIDs)

痛みや炎症を和らげる薬です。

代表例

• ロキソニン
• セレコキシブ

症状緩和に役立ちますが、病気自体の進行を止める薬ではありません。

5. ステロイド治療

炎症を強力に抑える薬です。
急性期や炎症が強い時に使用されます。

ただし、

• 骨粗しょう症
• 糖尿病
• 感染症

などの副作用に注意が必要なため、適切な管理が重要です。

リハビリ・運動療法も重要

薬だけでなく、

• 関節可動域訓練
• 筋力維持
• ストレッチ
• 日常生活指導

も大切です。
適度な運動によって関節機能維持を目指します。

手術が必要になる場合

進行した関節変形では、手術を検討することがあります。(必要時、連携医療機関をご紹介)

代表的な手術

• 人工関節置換術
• 腱形成術
• 滑膜切除術

近年は薬物治療の進歩により、手術が必要となる患者さんは減少しています。

治療中に注意すること

リウマチ治療では定期的な検査が重要です。

当院では、

• 血液検査
• レントゲン検査
• 骨密度検査
• 感染症チェック

などを行いながら安全に治療を進めます。

日常生活で気をつけるポイント

感染予防

免疫を抑える薬を使用するため、

• 手洗い
• ワクチン接種
• 体調管理

が大切です。

禁煙

喫煙はリウマチ悪化や薬の効果低下につながることがあります。

適度な運動

無理のない範囲で身体を動かし、筋力低下を防ぎましょう。

まとめ

まとめ

関節リウマチは、早期診断・早期治療によって関節破壊を防げる時代になっています。
「朝のこわばりが続く」「指の腫れが気になる」「関節痛が長引く」という方は、早めに当院へご相談ください。
適切な治療を継続することで、日常生活を維持しながら病気と付き合っていくことが可能です。

山田整形外科・リウマチクリニック 院長 山田 修司

執筆者

山田整形外科・リウマチクリニック院長山田 修司

資格

  • 日本整形外科学会 整形外科専門医
  • 日本リウマチ学会 リウマチ専門医

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本リウマチ学会

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TEL072-973-8512