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関節リウマチの診断基準とは?|整形外科クリニックが詳しく解説

2026.06.10
関節リウマチの診断基準とは?|整形外科クリニックが詳しく解説

「関節リウマチはどうやって診断されるの?」「血液検査だけでわかる?」「早期発見は可能?」――
関節リウマチは、早期診断・早期治療が非常に重要な病気です。

現在では、関節破壊が進行する前に診断し、適切な治療を開始することで、症状をコントロールしやすくなっています。今回は、整形外科クリニックの視点から、関節リウマチの診断基準について詳しくわかりやすく解説します。

関節リウマチとは?

関節リウマチは、免疫異常によって関節に慢性的な炎症が起こる自己免疫疾患です。

主な症状:

• 朝のこわばり
• 手指の痛み
• 関節の腫れ
• 疲労感
• 関節変形

特に手指や手首など、小さな関節に症状が出やすい特徴があります。

なぜ早期診断が重要なの?

関節リウマチは、発症早期から関節破壊が始まることがあります。

そのため、

• 「少し痛いだけ」
• 「年齢のせい」
• 「使いすぎかな」

と放置してしまうと、関節変形が進行する可能性があります。

現在は早期治療によって、

• 関節破壊抑制
• 痛み軽減
• 日常生活維持

が期待できる時代になっています。

関節リウマチの診断基準とは?

現在、世界的に広く用いられているのが、

2010年 ACR/EULAR分類基準

です。

これは、

• 関節症状
• 血液検査
• 炎症反応
• 症状期間

を総合的に評価して診断します。

診断基準の内容

合計6点以上で「関節リウマチ」と分類されます。

1. 関節症状(0〜5点)

腫れている関節の数を評価します。

対象となる関節

• 指関節
• 手首
• 肘
• 肩
• 膝
• 足趾

などです。
小関節に多く症状があるほど点数が高くなります。

2. 血液検査(0〜3点)
リウマトイド因子(RF)

リウマチ患者さんで陽性になることがある自己抗体です。

抗CCP抗体

関節リウマチに特異性が高い抗体です。
特に抗CCP抗体は、早期診断に非常に有用とされています。

3. 炎症反応(0〜1点)

血液検査で炎症の程度を確認します。

代表的な検査:

• CRP
• 赤沈(ESR)
炎症が強いほど高値になります。

4. 症状期間(0〜1点)

症状が

• 6週間以上続く

場合に加点されます。

血液検査だけでは診断できない?

実は、

血液検査が陰性でもリウマチのことがあります。

これを

• 「血清反応陰性リウマチ」

と呼びます。

そのため、

• 問診
• 診察
• 関節所見
• 画像検査

を総合的に判断することが非常に重要です。

当院では症状に応じて、

血液検査

• RF
• 抗CCP抗体
• CRP
• 赤沈

などを確認します。

画像検査・レントゲン検査

関節破壊や変形を確認します。

超音波(エコー)検査

初期炎症を見つけやすい検査です。

MRI検査

より詳細な炎症評価が可能です。(必要時、連携医療機関をご紹介)

関節リウマチと似た病気

関節痛を起こす病気は他にもあります。

例:

• 変形性関節症
• 痛風
• 膠原病
• 乾癬性関節炎
• ウイルス感染後関節炎

そのため、正確な診断が重要になります。

こんな症状は早めに受診を

以下の症状がある場合はご相談ください。

• 朝のこわばりが続く
• 指関節が腫れる
• 左右対称に痛い
• 手足の痛みが長引く
• 原因不明の疲労感がある

早期診断が、関節を守る第一歩です。

まとめ

まとめ

関節リウマチは、血液検査だけでなく、症状や画像検査を含めて総合的に診断する病気です。
現在は、早期発見・早期治療によって関節破壊を防げる可能性が高くなっています。
「もしかしてリウマチかも?」と気になる症状がある場合は、早めに当院へご相談ください。
適切な診断と治療が、将来の関節機能を守ることにつながります。

山田整形外科・リウマチクリニック 院長 山田 修司

執筆者

山田整形外科・リウマチクリニック院長山田 修司

資格

  • 日本整形外科学会 整形外科専門医
  • 日本リウマチ学会 リウマチ専門医

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本リウマチ学会

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TEL072-973-8512