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関節リウマチの鑑別診断とは?|整形外科クリニックが詳しく解説

2026.05.17
関節リウマチの鑑別診断とは?|整形外科クリニックが詳しく解説

実は、関節痛を引き起こす病気は数多く存在し、関節リウマチとよく似た症状を示す疾患も少なくありません。

関節リウマチは早期診断・早期治療が重要ですが、そのためには“正確な鑑別診断”が必要になります。今回は、整形外科クリニックの視点から、関節リウマチと鑑別が必要な病気について詳しくわかりやすく解説します。

関節リウマチとは?

関節リウマチは、免疫異常によって関節に慢性的な炎症が起こる自己免疫疾患です。

代表的な症状:

• 朝のこわばり
• 手指関節の腫れ
• 左右対称の関節痛
• 疲労感
• 関節変形

特に手指や手首などの小関節に症状が出やすい特徴があります。

なぜ鑑別診断が重要なの?

関節痛の原因によって治療法は大きく異なります。

例えば、

• リウマチ治療薬が必要な病気
• 抗菌薬が必要な病気
• 安静で改善する病気

など、対応が全く異なります。

そのため、

• 問診
• 診察
• 血液検査
• 画像検査

を組み合わせて慎重に診断する必要があります。

関節リウマチと鑑別が必要な主な病気

1. 変形性関節症

加齢によって関節軟骨がすり減る病気です。

特徴

• 中高年に多い
• 動作時痛
• 朝のこわばりは短時間
• DIP関節(指先)に多い

リウマチとの違い

関節リウマチでは炎症が主体ですが、変形性関節症は“加齢変化”が中心です。

2. 痛風・偽痛風

結晶によって関節炎が起こる病気です。

痛風

尿酸結晶が原因です。

◎特徴

• 突然の激痛
• 赤く腫れる
• 足の親指に多い

偽痛風

ピロリン酸カルシウム結晶による関節炎です。

◎特徴

• 高齢者に多い
• 膝関節に多い
• 急性炎症

急激な症状が特徴で、慢性的な経過をとるリウマチとは異なります。

3. 全身性エリテマトーデス(SLE)

自己免疫疾患のひとつです。

特徴

• 関節痛
• 発熱
• 皮疹
• 脱毛
• 腎障害

若い女性に多くみられます。

4. 乾癬性関節炎

皮膚の乾癬に伴って関節炎が起こります。

特徴

• 指全体の腫れ
• 爪変形
• 皮膚症状

リウマチと似た関節炎を起こすことがあります。

5. ウイルス感染後関節炎

感染後に一時的な関節炎が起こることがあります。

原因

• パルボウイルス
• 風疹
• 新型コロナウイルス感染症

など。

特徴

• 急性発症
• 発熱を伴う
• 一過性

6. 線維筋痛症

全身の痛みを引き起こす病気です。

特徴

• 全身痛
• 倦怠感
• 睡眠障害
• 検査異常が少ない

炎症所見が乏しい点が特徴です。

7. 感染性関節炎

細菌感染による関節炎です。

特徴

• 強い痛み
• 発熱
• 関節の腫れ
• 急速に悪化

緊急対応が必要になることがあります。

整形外科で行う鑑別診断

当院では総合的に評価を行います。

問診・診察

• 痛む関節の部位
• 症状の経過
• 朝のこわばり
• 発熱
• 家族歴

などを確認します。

血液検査

代表的な検査:

• RF(リウマトイド因子)
• 抗CCP抗体
• CRP
• 赤沈
• 尿酸値
• 自己抗体検査

画像検査
レントゲン検査

関節破壊や変形を確認します。

超音波(エコー)検査

滑膜炎や関節液を確認できます。

MRI検査(必要時、連携医療機関をご紹介)

早期炎症の評価に有用です。

「リウマチっぽい症状」があれば早めの受診を

以下の症状がある場合はご相談ください。

• 朝のこわばり
• 指関節の腫れ
• 複数関節の痛み
• 左右対称の症状
• 原因不明の疲労感

自己判断せず、専門的な診察を受けることが大切です。

まとめ

まとめ

関節リウマチと似た症状を示す病気は数多く存在します。
そのため、正確な診断には、

• 問診
• 血液検査
• 画像検査
• 関節所見

を総合的に評価することが重要です。

「もしかしてリウマチかも?」と感じたら、早めに東大阪市の山田整形外科・リウマチクリニックへご相談ください。
適切な鑑別診断が、早期治療と関節機能維持につながります。

山田整形外科・リウマチクリニック 院長 山田 修司

執筆者

山田整形外科・リウマチクリニック院長山田 修司

資格

  • 日本整形外科学会 整形外科専門医
  • 日本リウマチ学会 リウマチ専門医

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本リウマチ学会

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TEL072-973-8512