コラム

変形性股関節症

2026.05.03

変形性股関節症とは、股関節の軟骨がすり減ることで関節に炎症や変形が起こり、痛みや動かしにくさが生じる病気です。
股関節は体重を支える重要な関節のため、症状が進行すると歩行や日常生活に大きな影響を及ぼします。
特に中高年の女性に多くみられますが、若い年代で発症することもあります。

変形性股関節症の主な症状

次のような症状がみられます。

• 股関節の痛み(足の付け根・太もも・お尻)
• 歩き始めの痛み
• 長時間歩くと痛みが強くなる
• 股関節の動きが硬くなる
• 靴下を履く、爪を切る動作がつらい
• 進行すると安静時にも痛みが出る

初期には、動き始めだけ痛むことが多いのが特徴です。

原因・発症メカニズム

変形性股関節症は、股関節への負担が長期間かかることで発症します。

• 先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全
• 加齢による軟骨のすり減り
• 体重増加
• 長年の立ち仕事や歩行負担
• スポーツによる股関節への負荷

股関節の軟骨がすり減ることで、骨同士が直接こすれ、炎症や痛みが起こります。
この状態が続くと、骨の変形が進行し、可動域が制限されます。

当院での変形性股関節症の治療

当院では、保存療法(手術を行わない治療)を基本として、症状や進行度に応じた治療を行っています。

主な治療内容
消炎鎮痛薬(内服・外用)

痛みや炎症を抑えます。

生活指導・体重管理

股関節への負担を軽減します。

リハビリテーション

股関節周囲の筋力強化や柔軟性改善を行います。

物理療法(温熱療法など)

血流を改善し、痛みを和らげます。

注射治療(症状が強い場合)

炎症や痛みの軽減を目的に行います。
症状が進行し、日常生活に大きな支障がある場合は、専門医療機関と連携し手術治療をご紹介します。

早期対応が大切です

早期対応が大切です

変形性股関節症は、早期に治療を開始することで進行を遅らせることが可能です。
「年齢のせい」「疲れのせい」と思って放置すると、症状が悪化することがあります。

• 股関節や足の付け根が痛む
• 歩きにくさを感じる
• 動作が以前よりつらくなってきた

このような症状があれば、早めにご相談ください。
当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた丁寧な診療と分かりやすい説明を心がけています。

山田整形外科・リウマチクリニック 院長 山田 修司

執筆者

山田整形外科・リウマチクリニック院長山田 修司

資格

  • 日本整形外科学会 整形外科専門医
  • 日本リウマチ学会 リウマチ専門医

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本リウマチ学会

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TEL072-973-8512