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執筆者
- 山田整形外科・リウマチクリニック院長山田 修司
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資格
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- 日本整形外科学会 整形外科専門医
- 日本リウマチ学会 リウマチ専門医
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所属学会
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- 日本整形外科学会
- 日本リウマチ学会

腕は肩から手首までの部分を指し、肘を境にして上腕部(二の腕)と前腕部に分かれています。上腕部には上腕骨があり、前腕部は親指側の橈骨と小指側の尺骨の2本の骨で構成され、これらが肘関節として機能しています。肘関節には多くの筋肉が付着しており、肘を曲げる、手を回す、物を持ち上げるなど、日常生活に欠かせない動作を担っています。山田整形外科・リウマチクリニックでは、腕や肘の痛みに対して超音波検査を用いた精密な診断と適切な治療をおこなっています。このような症状でお困りの方は、ぜひ当クリニックへご相談ください。
腕は肩から手首までの部分の総称で、肘を境にして上腕部と前腕部に分かれています。上腕部には上腕骨、前腕部には親指側の橈骨と小指側の尺骨の2本の骨があり、これらが連結して肘関節を形成しています。肘関節にはさまざまな筋肉が付着し、肘の曲げ伸ばし、手の回旋、物を持ち上げる動作など、日常生活における重要な機能を果たしています。
肘の内側を通る尺骨神経が圧迫されることで起こる疾患です。小指・薬指・手のひらの小指側にしびれが現れ、進行すると手の筋肉が痩せたり、指をうまく伸ばせなくなったりします。加齢による肘の変形、ガングリオン、幼少期の骨折、野球や柔道などのスポーツが原因となります。
肘の外側にある腱が炎症を起こす疾患で、30代後半から50代に多く見られます。物を掴んで持ち上げる、雑巾を絞る、パソコン操作などの動作で肘の外側から前腕に痛みが現れます。テニスだけでなく、手を使う職業や家事でも発症します。
肘の内側の腱に炎症が起こり、痛みが現れる疾患です。手首を曲げる動作を繰り返すことで発症し、加齢による腱の弾性低下も要因となります。ゴルフだけでなく、テニスのフォアハンド、タイピング作業などでも発症します。
5歳以下の子どもに多く見られる怪我で、手を引っ張られたり転んで手を突いたりした後に発生します。肘の靭帯から橈骨頭がずれる亜脱臼で、腕を動かすと痛むため、腕をだらんと下げたまま動かさなくなるのが特徴です。
3~8歳の子どもに多い骨折で、転倒時に肘を伸ばして手を突くことで起こります。肘に激しい痛みと腫れが現れ、痛みで肘を動かせなくなります。神経や血管の損傷を伴うこともあります。
少年野球をしている成長期の子どもに多く、投球動作の繰り返しによって肘を傷めるスポーツ障害の総称です。肘の内側・外側・後方のいずれかに痛みが現れ、進行すると肘が伸ばせなくなることもあります。
加齢や過度の使用により肘関節の軟骨がすり減り、骨の変形が起こる疾患です。肘の痛みや動きの制限、こわばりなどの症状が現れます。重労働やスポーツ歴のある方に多く見られます。
転倒時に肘を伸ばして手を突き、外側にひねることで起こる骨折です。成人に多く、肘の激しい痛みと腫れが現れ、特に前腕をねじると痛みが強くなります。
橈骨神経が圧迫されることで起こる手の麻痺です。腕枕で発症することがあるため「ハネムーン症候群」とも呼ばれます。手首を持ち上げられないドロップハンド、指を伸ばせないドロップフィンガーが主な症状です。
尺骨神経が圧迫や損傷を受けることで、小指や薬指のしびれ、手の筋力低下、細かい作業がしにくくなるなどの症状が現れます。肘部管症候群が代表的な原因です。
正中神経が圧迫されることで、親指・人差し指・中指にしびれや痛みが現れます。手首での圧迫による手根管症候群が代表的で、進行すると親指の筋肉が痩せることもあります。
前骨間神経麻痺は親指と人差し指でOKサインが作れなくなり、後骨間神経麻痺は手首や指を伸ばせなくなる疾患です。いずれも神経の圧迫や炎症が原因です。
力こぶを作る上腕二頭筋の腱が断裂する疾患で、中高年に多く見られます。断裂時に急な脱力感があり、肘の近くに筋肉の隆起が現れます。加齢による腱の劣化と摩擦が主な原因です。
転倒時に肘を伸ばして手を突くことや、格闘技などのスポーツで関節が外れる怪我です。成人に多く、激しい痛みと腫れで肘が動かせなくなります。靭帯損傷や骨折を伴うこともあります。
痛みの状況、発症のきっかけ、日常生活での支障についてくわしくお聞きし、触診や徒手検査で状態を確認します。
レントゲンでは見つけられない筋肉、靭帯、腱などの微細な損傷を確認できます。患者さまと一緒に画像を見ながら説明できるため、わかりやすい検査です。痛みもなく、被曝の心配もありません。
骨の変形や骨折、関節の状態などを調べます。
神経や筋肉の状態をくわしく調べる必要がある場合は、MRI検査、CT検査、筋電図、神経伝導速度検査などがおこなえる連携医療機関をご紹介いたします。検査結果をもとに、当クリニックにてしっかりと診断・治療をおこないますのでご安心ください。
痛みや炎症を抑える消炎鎮痛薬、湿布、軟膏などを処方します。神経障害には末梢神経の修復を助けるビタミンB12薬を使用することもあります。
痛みが強い場合には、局所麻酔薬やステロイド剤のブロック注射をおこないます。
温熱療法、電気療法などの物理療法、ストレッチや筋力トレーニングなどの運動療法をおこないます。
肘用バンド、サポーター、ギプス、三角巾などで患部を固定し安静を保ちます。
肘内障や肘関節脱臼などでは、その場で関節を正しい位置に戻す徒手整復をおこないます。
保存的治療で十分な効果が得られない場合や、より高度な治療が必要と判断した際には、患者さまのご希望をお聞きしながら、それを得意としている専門医をご紹介いたします。
上肢や肘の痛みを予防するためには、日頃からのケアが大切です。ただし、すでに痛みがある場合や症状が悪化している場合には、自己判断でストレッチや運動をおこなうと症状を悪化させる恐れがあります。必ず医師に相談のうえ、適切な方法でおこなうようにしましょう。
腕や肘は日常生活において非常に重要な部位であり、この部分の痛みや機能不全は生活の質を大きく低下させます。筋力や可動域が減少すると、普段できていたことができなくなったり、スポーツや趣味、お仕事にも大きな影響を与えたりする可能性があります。
このような症状に気づかれた場合には、お早めに当クリニックのご相談ください。
的確な診察と診断、適切な治療により、その後の機能障害を最小限にするよう最大限の努力をいたします。いつでもお気軽にご相談ください。
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