コラム

【院長ブログ】母指CM関節症

2026.03.02

母指CM関節症(ぼしシーエムかんせつしょう)とは、親指の付け根にある関節(CM関節)に起こる変形性関節症です。

この関節は、物をつまむ・ひねる・握るといった動作で大きな負担がかかるため、日常生活の中で痛みが出やすい部位です。

特に中高年の女性に多くみられ、家事や仕事で手をよく使う方に起こりやすいとされています。

母指CM関節症の主な症状

次のような症状がみられることがあります。

• 親指の付け根の痛み、腫れ
• 物をつまむ・ビンのふたを開けると痛む
• ドアノブを回す動作がつらい
• 親指を動かすと違和感や引っかかり感がある
• 進行すると親指の付け根が変形してくる

初期は使ったときだけ痛むことが多く、安静にすると楽になるのが特徴です。

原因・発症メカニズム

母指CM関節症の主な原因は、関節の使いすぎや加齢による変化です。

• 加齢による関節軟骨のすり減り
• 家事・育児・仕事などでの親指の酷使
• 女性ホルモンの影響
• 関節の不安定性

CM関節は可動域が広く、その分不安定になりやすい関節です。
軟骨がすり減ることで骨同士がこすれ、炎症や痛みが生じます。

炎症が繰り返されることで、関節の変形が進行していきます。
※関節リウマチなどの免疫疾患とは異なる病気です。

当院での母指CM関節症の治療

母指CM関節症は、保存療法(手術以外の治療)が基本となります。
当院では、症状の程度や生活スタイルに合わせた治療を行っています。

主な治療内容

消炎鎮痛薬(内服・外用)

痛みや炎症を抑えます。

装具療法(サポーター・装具)

親指の付け根を安定させ、負担を軽減します。

生活指導・動作指導

親指に負担のかかりにくい使い方をアドバイスします。

注射治療(症状が強い場合)

炎症を抑える目的で行うことがあります。

リハビリテーション

関節を守りながら動かすための運動療法を行います。

痛みを我慢せず、早めに治療を始めることで悪化を防ぐことが可能です。

こんな症状はご相談ください

こんな症状はご相談ください

• 親指の付け根が痛い
• つまむ動作がつらい
• 家事や仕事に支障が出ている
• 親指の形が変わってきた気がする

母指CM関節症は、日常生活の工夫と適切な治療で症状をコントロールできる病気です。
気になる症状があれば、どうぞお気軽に東大阪市の山田整形外科・リウマチクリニックまでご相談ください。

山田整形外科・リウマチクリニック 院長 山田 修司

執筆者

山田整形外科・リウマチクリニック院長山田 修司

資格

  • 日本整形外科学会 整形外科専門医
  • 日本リウマチ学会 リウマチ専門医

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本リウマチ学会
2026年春開院予定

内覧会開催4/24(金)4/25(土)