コラム

【院長コラム】へバーデン結節

2026.02.19

ヘバーデン結節とは、指の第一関節(爪に近い関節)に起こる変形性関節症です。

関節が腫れて硬くなり、こぶのような膨らみができるのが特徴で、特に中高年の女性に多くみられます。

命に関わる病気ではありませんが、痛みや見た目の変化、指の使いにくさから日常生活に支障をきたすことがあります。

ヘバーデン結節の主な症状

症状には個人差がありますが、次のようなものがみられます。

• 指の第一関節が腫れる、赤くなる
• 関節の痛み、動かしたときの違和感
• 関節が変形し、こぶのように膨らむ
• 指がまっすぐ伸びにくい
• 痛みは落ち着いても、変形が残ることがある

初期には軽い痛みや違和感だけのことも多く、「年齢のせい」と放置されがちですが、早めの対応で症状を和らげることが可能です。

原因・発症メカニズム

ヘバーデン結節のはっきりとした原因は、まだ完全には解明されていませんが、以下の要因が関与していると考えられています。

• 加齢による関節の変化
• 指の使いすぎ(家事・手作業など)
• 女性ホルモンの変化(更年期以降)
• 遺伝的要因

関節の軟骨がすり減ることで炎症が起こり、関節の周囲に骨の変形(骨棘)が生じます。
この変化が進行すると、関節が腫れたり、硬くなったり、変形が目立つようになります。
※関節リウマチとは異なり、全身の炎症や免疫異常が原因ではありません

当院でのヘバーデン結節の治療

ヘバーデン結節は、変形そのものを完全に元に戻す治療は難しいですが、痛みや炎症を抑え、日常生活を楽にすることが治療の目的となります。

当院で行っている主な治療
消炎鎮痛薬(内服・外用)

痛みや腫れを和らげます。

関節の安静・生活指導

指への負担を減らす使い方をご提案します。

装具(テーピング・サポーター)

関節を保護し、痛みを軽減します。

漢方薬

体質や症状に応じて使用することがあります。

注射治療(症状が強い場合)

炎症を抑える目的で行うことがあります。

 

症状や生活スタイルに合わせ、無理のない治療を一緒に考えていきます。

こんな症状はご相談ください

• 指の第一関節が腫れてきた
• 指先の痛みが続いている
• 見た目の変形が気になる
• 家事や細かい作業がつらい

ヘバーデン結節は「治らないから仕方ない」と我慢される方が多い病気ですが、適切な治療で痛みを軽くし、生活の質を保つことができます。

気になる症状があれば、お気軽に当院までご相談ください。

山田整形外科・リウマチクリニック 院長 山田 修司

執筆者

山田整形外科・リウマチクリニック院長山田 修司

資格

  • 日本整形外科学会 整形外科専門医
  • 日本リウマチ学会 リウマチ専門医

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本リウマチ学会
2026年春開院予定

内覧会開催4/24(金)4/25(土)