コラム

【院長コラム】TFCC損傷

2026.02.05

TFCC損傷(ティーエフシーシーそんしょう)とは、手首の小指側にある「三角線維軟骨複合体(TFCC)」が傷つくことで起こる障害です。

TFCCは、手首の安定性を保ち、衝撃を吸収する重要な組織です。

スポーツや転倒がきっかけで起こることもあれば、日常生活の中で徐々に傷んで発症することもあります。

TFCC損傷の主な症状

次のような症状がみられます。

• 手首の小指側の痛み
• 手首をひねると痛む
• ドアノブを回す、雑巾を絞る動作がつらい
• 手首に力が入りにくい
• 手首を動かすと引っかかり感や不安定感がある

小指側を押すと痛みが強くなるのも特徴です。

原因・発症メカニズム

TFCC損傷は、手首への負担や衝撃が主な原因です。

• 転倒して手をついた
• スポーツ(テニス・野球・ゴルフなど)
• 重い物を持つ動作の繰り返し
• 加齢による組織の変性
• 手首の使いすぎ

手首をひねる動作や強い衝撃によって、TFCCが引き伸ばされたり、部分的に断裂することで痛みが生じます。
軽い損傷でも放置すると、痛みが長引くことがあります。

当院でのTFCC損傷の治療

当院では、症状や損傷の程度に応じて、保存療法を基本とした治療を行っています。

主な治療内容
安静・固定(サポーター・装具)

手首の動きを制限し、回復を促します。

消炎鎮痛薬(内服・外用)

痛みや炎症を抑えます。

注射治療(症状が強い場合)

炎症を抑える目的で行います。

物理療法(温熱療法など)

血流を改善し、痛みの軽減を図ります。

リハビリテーション

手首の安定性を高める運動療法を行います。

 

症状が改善しない場合は、専門医療機関と連携し、精密検査や手術治療を検討します。

早期診断・治療が大切です

早期診断・治療が大切です

TFCC損傷は、手首の使い方次第で症状が長引きやすい障害です。

「手首の小指側が痛い」「捻ると痛む」といった症状があれば、早めの受診をおすすめします。

当院では、原因をしっかり評価し、日常生活や仕事・スポーツへの早期復帰をサポートします。

山田整形外科・リウマチクリニック 院長 山田 修司

執筆者

山田整形外科・リウマチクリニック院長山田 修司

資格

  • 日本整形外科学会 整形外科専門医
  • 日本リウマチ学会 リウマチ専門医

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本リウマチ学会
2026年春開院予定

内覧会開催4/24(金)4/25(土)