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執筆者
- 山田整形外科・リウマチクリニック院長山田 修司
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資格
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- 日本整形外科学会 整形外科専門医
- 日本リウマチ学会 リウマチ専門医
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所属学会
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- 日本整形外科学会
- 日本リウマチ学会

背中は体の中心部分であり、さまざまな動作に関わっているため、痛みがあると日常生活に大きな支障をきたします。背中の痛みの原因は多岐にわたり、筋肉の疲労や骨格の歪みから、内臓疾患まで考えられます。山田整形外科・リウマチクリニックでは、背中の痛みの原因を丁寧に見極め、患者さまお一人おひとりに適切な治療をおこないます。これらの症状でお困りの方は、当クリニックへご相談ください。
頚椎と腰椎の間にある胸椎は12個の骨から構成され、後弯(後方凸の曲がり)を呈しています。胸椎は12対の肋骨と連続しており、胸郭を形成することで内臓を保護する役割を果たしています。頚椎や腰椎と比べて胸椎はほとんど動かない構造になっていますが、この安定性が体幹を支える重要な機能となっています。
デスクワークや長時間のスマートフォン使用など、同じ姿勢を続けることで肩甲骨周りの筋肉が疲労し、痛みを引き起こします。猫背は筋肉に負担をかけ、痛みやこりを引き起こしやすくなります。ストレスによる筋肉の緊張も原因となります。
筋肉の炎症や肋間神経痛が原因で痛みが生じることがあります。肋骨の間を通る神経が圧迫されると、鋭い痛みが現れます。
椎間板ヘルニアや脊椎圧迫骨折、脊柱側弯症などが原因となります。背骨が左右に曲がってしまうと、背中の痛みや肩こり、腰痛などが生じます。
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、筋・筋膜性腰痛などが考えられます。腰の筋肉や筋膜の緊張や炎症が原因で痛みが生じます。
帯状疱疹や線維筋痛症などが原因となることがあります。帯状疱疹では体の片側にピリピリとした痛みと赤い発疹が現れます。
胸椎の椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれが生じる疾患です。胸椎は動きが少ないため発生頻度は低いですが、発症すると強い痛みを伴います。
骨粗鬆症などが原因で背骨がもろくなり、椎骨が潰れる骨折です。背中を動かすと激しい痛みが生じ、背中が曲がったり身長が低くなったりします。高齢者に多く見られます。
背骨が左右に曲がってしまう病気で、背中の痛みや肩こり、腰痛などが生じることがあります。成長期に進行することがあるため、早期発見が重要です。
脊髄やその周囲に腫瘍ができる疾患です。背中の痛みや手足のしびれ、筋力低下などの症状が現れます。進行すると歩行障害や排尿障害を引き起こすこともあります。
他の臓器のがんが脊椎に転移したものです。強い背部痛が特徴で、進行すると神経麻痺を引き起こすこともあります。早期発見・早期治療が重要です。
事故や転落などで脊髄が損傷される状態です。損傷の程度により、運動麻痺、感覚障害、排尿・排便障害などさまざまな症状が現れます。
脊椎を支える靭帯が骨のように硬くなり、神経を圧迫する疾患です。背中の痛みや手足のしびれ、歩行障害などの症状が現れます。進行性のため定期的な経過観察が必要です。
外傷や骨粗鬆症により椎体が骨折する状態です。激しい背部痛が特徴で、安静時にも痛みが続くことがあります。
背中の筋肉や筋膜の緊張、炎症が原因で痛みが生じます。姿勢の悪さや繰り返しの負荷により、骨格全体に負担がかかることで発症します。
肋骨の間を通る神経が圧迫されることで、鋭い痛みが生じます。深呼吸や体を動かすときに痛みが強くなるのが特徴です。
背中の痛みのほとんどは筋肉や骨格の不調が原因ですが、まれに内臓疾患が原因で起こることがあります。姿勢を変えても痛みが和らがない場合や、発熱、吐き気、体重減少などを伴うときは注意が必要です。胆のう炎や胆石症では食後に右側の背部に強い痛みが走り、膵臓疾患ではお腹から背中に貫くような激しい痛みが特徴です。当クリニックは整形外科ですが、内科的疾患の可能性が疑われる場合は、適切な専門医療機関をご紹介いたします。
症状や既往歴、怪我の有無などをくわしくお伺いします。いつから症状が現れたのか、どのような時に痛みを感じるのかなど、具体的な情報を教えてください。背中の状態を視診・触診で確認し、背骨の可動域や神経学的検査もおこないます。
背骨の状態、骨折や変形の有無などを確認します。
筋肉や腱の炎症、血流の状態などを確認します。
椎間板や神経の状態をくわしく調べる必要がある場合は、MRI検査、CT検査、血液検査などがおこなえる連携医療機関をご紹介いたします。検査結果をもとに、当クリニックにてしっかりと診断・治療をおこないますのでご安心ください。
痛みや炎症を抑える消炎鎮痛薬、湿布などを処方します。神経障害性疼痛には特別な薬を使用することもあります。
痛みが強い場合には、神経ブロック注射、トリガーポイント注射、ハイドロリリースなどをおこないます。
温熱療法、電気療法などの物理療法、ストレッチや筋力トレーニングなどの運動療法をおこないます。背中の筋肉を強化し、柔軟性を保つことが重要です。
脊椎圧迫骨折などではコルセットを使用し、背骨を固定して安静を保ちます。
保存的治療で十分な効果が得られない場合や、より高度な治療が必要と判断した際には、患者さまのご希望をお聞きしながら、それを得意としている専門医をご紹介いたします。
背中の痛みを予防するためには、日常生活での姿勢や動作に気をつけることが大切です。ただし、すでに強い痛みがある場合や症状が悪化している場合には、自己判断でストレッチや運動をおこなうと症状を悪化させる恐れがあります。必ず医師に相談のうえ、適切な方法でおこなうようにしましょう。
背中の痛みは放置すると慢性化し、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。痛みを感じたら自己判断せず、お早めに当クリニックまでご相談ください。背中の痛みの原因は筋肉の疲労から骨格の異常、内臓疾患までさまざまです。当クリニックでは、東大阪市で背中の痛みやその他の運動器疾患でお悩みの方の診察・治療をおこなっております。お気軽にご相談ください。
痛み別のお悩み